※9月4日に非常勤の募集要項を追加し、伴って応募期間を変更しました。
募集の背景について
特定非営利活動法人OVAでは、様々な問題に直面し、自殺ハイリスクな若年層を主な対象に、メール・チャット(SNS)・電話等をつかった継続的な相談支援活動「インターネット・ゲートキーパー活動」を行っています。(依存症にかかわるインターネット相談事業も行っております)
現在13の地域での活動をしています。一人でも多くの「助けて」と言えない相談者を支えるべく、コンサルタント(相談員)を募集します。
仕事の内容
インターネット相談員
コンサルタント(相談員)は、さまざまな生活上の問題や心理的な問題を抱え、自殺のリスクのある相談者を主な対象とし、メール・チャット(SNS)・電話などを使用し、継続的な相談支援業務(インターネット・ゲートキーパー活動)を行っていただきます。
在宅勤務が可能です。
子育てをしている方も。
ご自宅で安心して仕事を行うことができます。
安心の研修プログラムがあります。
3STEPで100時間程度の研修を行います。
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STEP1:座学
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STEP2:事例検討
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STEP3:OJT
スタッフの声
子育てしながら常勤で働いています
(30代女性 正社員)
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【資格】
精神保健福祉士 -
【コメント】
入職後に出産を経験し、リモートワークという環境を活かして、少しずつ子育てのペースに合わせながら現在は常勤となりました。顔を合わせる機会がないなかでの復帰に不安もありましたが、上司やメンターの細やかな配慮もあり、チャットを使った職員間のコミュニケーションに何度も助けられたと感じています。はじめての業務には必ず先輩職員からの研修制度もあり、安心して取り組むことができています。
完全在宅もメール相談も初めてで不安もあったけれど・・・
(30代男性 短時間正社員)
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【資格】
臨床心理士 -
【コメント】
完全オンラインで働くという初の経験には不安がありましたが、丁寧な研修に加え、研修以降もチャットやgoogle meetなどを使って、すぐに相談したり、サポートを受けられる、むしろ普通の職場以上に手厚い体制に、今は大きな安心感を持って働いています。
地方からの勤務のため、一緒に働く方と顔を合わせる機会がないことは不安でしたが、普段からチャットやgoogle meetでのやりとりに加え、総会や研修で年に数回東京に行き、直接顔を合わせる機会もあったことで安心して働けています。また、メール相談という、心理支援としても特殊な形の対応に戸惑いもありましたが、丁寧な研修もあり、メールでの言葉の選び方や対応の考え方が現場での考え方を広げてくれたように感じます。メール以外にもチャット相談や自治体への報告業務なども経験でき、自身の可能性を広げる貴重な時間になっています。
自身と異なる専門職とチームで働くことで学びになる
(30代女性 短時間正社員)
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【資格】
臨床心理士・公認心理師 -
【コメント】
これまでに経験のない分野で、不安もありましたが、しっかりとした研修があるということで、思い切って応募しました。相談のほとんどが「死にたい」気持ちを抱えている人の相談のため、心理的な負荷の高い仕事で、迷うようなことも多くありますが、不安に思うことはチャットや音声通話で相談をしながら、一人きりで背負うことなく、働くことができています。また、異なる資格を持つ相談員がいるため、それぞれの専門性を生かした意見を聞くことができるのも、いい学びになっています。
実務に至るまでしっかりとした研修があった
(40代女性 短時間正社員)
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【資格】
精神保健福祉士 -
【コメント】
出産育児を経て10年弱ほどブランクがあるなか応募し、当初は子供も小さかったため非常勤の短時間勤務からはじめました。不安もありましたが、実務に至るまでしっかりとした研修があり、相談者への対応については上司などに相談しながら取り組める環境もあるため、安心して働くことができています。リモート勤務が基本で、会議や相談はGooglemeet、対外的な会合にはzoomを利用して、コミュニケーションしながら働くことができていると感じるので、チームで働いていると実感することができます。リモートワークをするにあたって必要な備品は貸し出してもらえるので、新たに用意するものもないと思います。
わからないことは相談しながら安心して働ける
(30代女性 短時間正社員)
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【資格】
社会福祉士・精神保健福祉士 -
【コメント】
入職すると事例検討やOJTなど丁寧な研修があり、研修後も相談員同士話し合いながら進めることもできるため、不安なく仕事と向き合えています。
また、リモートワークというとパソコンが得意でないと難しいのでは・・という思いがあるかもしれません。(私もあまり得意ではありません)ですが、操作で分からないことがあれば一緒に働く相談員の皆さんや、パソコンのことで不具合があったり、わからないことがあれば、事務局のシステム担当の職員さんにチャットやメールで気軽に質問してサポートを受けることができるので、安心して働けています。
子育てと仕事を両立できる職場環境
(30代女性 正社員)
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【資格】
臨床心理士・公認心理師 -
【コメント】
産休・育休やその後のサポートも手厚く、子育てと仕事を両立できる職場環境と感じています。常勤勤務(月150時間)のため、パソコンの前に座っている時間が長く、肩こりに悩んでいましたが、相談したところ、モニターやそのほかの備品の支給があり、より快適な環境で業務に集中できるようになりました。リモートワークですが、オンラインでコミュニケーションを取る機会も多く、チームであることを実感しながら安心して働くことができます。
求める人材
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相談者に対して共感的なかかわりができる方
「死にたい」「自殺したい」という気持ちを受け止め、その背景を想像し、共感的に理解するまなざしをもてることが相談支援の基本となります。
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国内・海外の対人援助職のライセンスを有すること
原則的にライセンスがない方のご応募はお断りしております。ご不明なことがあれば事前にお問い合わせください。
ライセンス例:精神保健福祉士・社会福祉士・臨床心理士・看護師・保健師 -
常に向上心を持って学び続けられる方
「死にたい」気持ちの背景はさまざまです。社会資源や制度、心理的なかかわりについて常に学び続けることが必要です。
よくある質問
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勤務は曜日・時間固定になりますか?
シフト制です。ただし、最低でも週1日以上、土・日・祝に勤務いただけることが今回の応募条件となります。
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対人援助職の資格を今年度の3月に国家試験を受験して取得予定です。現時点で、資格が取得できるかはわかりません。応募は可能ですか?
原則的には有資格者の方がご応募の対象となっております。
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応募したあと、仮に採用になっても、事情がありすぐの勤務は難しいのですが・・。
今回の募集は2023年度内に勤務開始いただける方が対象となります。勤務開始日はご希望をお聞きしたく、応募時にその旨記載いただければと思います。
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どういった形で相談をすすめていきますか?
採用となった場合は、当法人で100時間程度の研修の後、まずは相談メールの返答下書きをしていただきます。すべての下書きは、経験深い相談員により確認・添削後、各相談者へ送信されますので、一人で書いて、ひとりで送信するといったことはありません。
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OVAの支援の在り方やケースについて
支援方法の詳細については国内外の専門誌への論文投稿・寄稿や学会発表などを多数行うことで公表しています。恐れ入りますが、事前に支援の在り方についてお知りになりたい方は論文等をお読みいただければと存じます。書籍ですと末木新著『自殺対策の新しい形―インターネット,ゲートキーパー,自殺予防への態度―』に一番まとまった記載があります。
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しばらく子育てに専念していたので、支援職としても、社会人としても久しぶりの仕事となり、ブランクがあり、不安なのですが・・。
弊団体では子育て中のスタッフが多くおりますし、久しぶりの仕事の復帰となった人も多くいます。リモートでの勤務やインターネットを使った相談支援自体は、最初は誰もが不慣れなものです。100時間程度研修などもあり、徐々に慣れていくものですので、ご安心ください。
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メールやチャット(SNS)での支援の経験もないですし、危機的な状況の相談者の相談支援については経験が少なく、不安です。
現在、働いている相談員も元々自殺の危機介入やインターネット相談などの相談業務に携わったことがある相談員はほとんどおりません。採用後はメールの下書きをしていただく前に100時間程度の研修を行っておりますので、その点はご安心ください。
私たちについて
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法人名
特定非営利活動法人OVA
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ホームページ
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設立年
2014年7月
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代表者
伊藤 次郎
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職員数
47名(2023年7月時点)
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所在地
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7丁目17番7号
廣田ビル401号室 -
法人の目的
自殺リスクが高い人々への直接的・間接的な支援を行い、また自殺予防の啓発、支援ネットワーク構築、社会に対する提言など、自殺予防に関するあらゆる取り組みを積極的に行う。
また、広く一般市民に対して、心の健康の保持増進に関する事業を行い、人類誰もが生きがいを持って心身健康にすごし、自殺に追い込まれることがないよう、愛あるかかわりあいの社会の実現に寄与することを目的とする -
事業の種類
(1)自殺予防に関する事業
(2)心の健康保持増進のための事業
(3)その他目的を達成するために必要な事業
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